Paul Reed Smith PRS SE McCarty 594 2023 Vintage Sunburst Gibson “24.594inch” 59/09 pickup wiring Santana

McCartyモデルは近年のSANATANAモデルの24.5インチに近い24.594インチスケール。PRS氏が自分のヴィンテージLPを測ったら24.594インチだったらしく、最初の頃は245のネーミング、近年は594と名付けられている。インドネシア製。

Gibson公式のスケールは24.75インチ(約628.65mm)で、このPRSの24.594インチ(624.6876mm)との差はたったの3.9624mm。2023年から登場したこのSE McCarty 594は、ほぼGibson Les Paulを使いやすくしたPRSのモデルと言って良いモデル。裏のキャビティ部は蓋の落とし込み部が無くプレートが出っ張っている仕様。

ネック、ボディは3ピースくらいのマホガニー。指板のローズウッドは韓国製時代のSEシリーズとは段違いに質が良くなっている。表のメイプルはかなり薄いものを貼っている感じ。

オリジナルの形状のブリッジ、テールピースはなかなか良い。ペグがいまいち安物な感じの響き。

SE McCarty 594はかなり薄く軽量。3.3kg。厚みの比較写真を撮り忘れ。

ジャック、プレートは変える予定。ノブを外してみるとリア側のVol、Toneの根元はボディ側を削って高さ調整されている。(キャビティ側もVol 2箇所は丸く少し削られ高さ調整されている)capacitorは0.022μF。Volは韓国製ALPHAのAと書いてあるからたぶんA500。このモデルはハイパス用のコンデンサーはつけていないようだ。プッシュプルのToneポットには音量差調整用の抵抗がついていた。(容量は未確認)パネル固定のネジ類は妙に大きいサイズのものなので交換する。エスカッションのネジも鍋頭なので平らなものに交換する。

標準で付いているピックアップの名称は58/15 LTSというヴィンテージ系の良く見るピックアップ。直流抵抗値はフロント7.3、リア7.4Kくらいと結構低出力で音量もわりとそんな感じ。SE SANTANAにDragon Iピックアップを載せるので、USA製の59/09ピックアップをこちらに回してもらい載せる予定。

Paul Reed Smith PRS SE McCarty 594 2023 Vintage Sunburst Gibson “24.594inch” 59/09 pickup wiring Santana

PRS SE McCARTY 594のピックアップ他電装系一式の交換

良い出来のブリッジ。ネジの遊びもも最小限でスムーズに回る。ここら辺の造りの良さはエピフォンとは雲泥の差。

Paul Reed Smith PRS SE McCarty 594 2023 Vintage Sunburst Gibson “24.594inch” 59/09 pickup wiring

PRS USA 59/09ピックアップ、ポット類、ワイヤー類を一式交換。58/15 LTSピックアップは無銘で、フロントにPTP4160 SE-594-BNC、リアにはPTP4161 SE-594-TNUというシールが貼られているだけ。安い部品を外して本体のみを色々チェックするとインドネシア製はかなり良いことがわかる。Squierのインドネシア製はそれなりの価格でそれなりの製品だったけど、比べるとPRSインドネシア製は相当良い造り。だいぶこちらのが値段設定が上ではあるけれど。

キャビティ間のトンネルがギリギリ(もう少し穴を大きくして欲しかった)の広さになっているので一度ブレイデッドワイヤやピックアップケーブルを通してみて確認してから組み上げることに。

59/09ピックアップ。フロントが8.5K、リアが9.7K。ブレイデッドワイヤー3本、ピックアップケーブル2本でキツキツな通路

スイッチキャビティも非常に狭いのでフロントピックアップのキャビティ内でアース線(ベルデン8503)で束ねてスイッチキャビティへは最小限のワイヤーだけ導く感じで配線

ジャックプレートSCUD JC-ON、ジャックもSwitchcraftに交換。音質音量差調整用の抵抗はフロント1.1K、リア2.2K。コンデンサーは0.022μF/600V 715P、フロントは耐圧400Vのものに。フロントは白Hot、黒Cold、リアは黒がHotで白がCold。赤リード線はフロント、リアどちらもコイルタップ。

エスカッションは黄色味のないクリーム色のものに交換。リアはだいぶ背が高くなった。(MONTREUX Vintage Cream Mounting ring set。1mmほど低く削った)昇降ネジ部はテーパーをつけた。エスカッション用ネジも交換。曲線になっているピックアップの面はPRS独特で良い感じ。