クラシックな色合いのSonic Grayと言うカラー。メイプルネックに指板はインディアン・ローレル、ボディはポプラが使われている。軽量で2.9kg。このままだとちょっとなんなのでDuo Sonic II的なルックスに仕上げる予定。
ハードテイルのブリッジはサドルが6連なので弦の通しとオクターブ調整ネジの2階建な構造になっている変わったタイプ。ローレル指板はそんなに悪くはない。Fender.comの画像ではインドネシア製になっていたが届いたこの2021年製は中国での組み立て。ピックガードのネジ数が2個増えている。
いろいろ改造しやすそうなキャビティ。深さは25mmほど。コントロールキャビティは+1〜2mmほど深い。ボディ厚は36mmと通常のMustang(1 1/2inc=約38.1mm)よりやや薄い。
仕様
BODY
Body Material:Poplar
Body Shape:Mustang®
Body Finish:Gloss Polyurethane
Color:Black、Sonic Gray、Imperial Blue
NECK
Neck Material:Maple
Neck Finish:Satin Urethane
Neck Shape:”C” Shape
Scale Length:24″ (610 mm)
Fingerboard Material:Indian Laurel
Fingerboard Radius:12″ (305 mm)
Number of Frets:22
Fret Size:Narrow Tall
Nut Material:Synthetic Bone
Nut Width:1.650″ (42 mm)
Position Inlays:White Dot
Truss Rod:Head Adjust
ELECTRONICS
Bridge Pickup:Standard Humbucking
Neck Pickup:Standard Humbucking
Controls:Master Volume, Master Tone
Switching:3-Position Toggle: Position 1. Bridge Pickup, Position 2. Bridge And Neck Pickups, Position 3. Neck Pickup
Configuration:HH
HARDWARE
Bridge:6-Saddle Hardtail
Hardware Finish:Chrome
Tuning Machines:Standard Cast/Sealed
Pickguard:1-Ply White
Control Knobs:Black Plastic
Switch Tip:White
Neck Plate:4-Bolt Squier®
まずは真っ白なプラスチック製のナット(牛骨オイル含浸)を交換。
Kaminari というブランドのDuo Sonic用ブリッジプレート。取り付けネジが付属していないのでAllpartsのブリッジ用ネジ(1インチ、5本入)を2袋購入(スクワイヤー製より径はやや太い)。
穴の位置はだいぶ違うので7箇所を開け直し。ブリッジプレートを固定。サドルはWilkinsonのテレ用があったので付けてみた。ブランクのピックガードの外形が出来上がったところ。YJBピックガード用板材 300mm×220mm エイジドパール3P。コントロールプレートとCTSポットなどは以前に組んでいたmustangのものを使用。
Squierのロゴを落としてFender Mustangデカールを貼り付け。ヘッド部をステインで少し色付けした。ピックガードの穴あけ成形が全て完了。ペグはFenderのものとはピンの位置、サイズが違うので流用が出来なかった。
配線は通常のムスタング配線。CTS A250K、capacitorの実測値0.039μF。ピックアップ、Fender Custom shop製Fat ‘60sのフロントとミドル用(黄色のワイヤー、逆巻逆磁)を使用。ピックアップの黒ワイヤーはストラト用で短いためVolumeポットまで引っ張れずキャビティ内の接続端子を利用。
ブリッジでアングルつけたいので0.25mmシムを挟む。(後にテンション感つける方向のセッティングはムスタングらしい音にならないことが判明)ローレル指板。含油率低そうな触感なので蜜蝋を少し塗布。
Duo Sonicブリッジプレートは音も含めてとても良い感じ。
Duo SonicライクなMustang
Mustang Dynamic Vibratoの取り付け
Duo Sonic用ブリッジプレートは見た目が良いのだがやはりアームを使いたいのでDynamic Vibratoを取り付け。パーツは以前取り付けていたものがあるのでボディ加工だけ。
一番下部分は約30mmの深さ。手前はここまで20〜25mmほど。ボディの厚みは36mmほど。このボディではブリッジは3種類目なので穴だらけ
ブリッジを落とし込むアンカーは8mmの穴で深さ25mmほど。
ピックアップはあまりものでストラト用、フロント Lindy Fralin Vintage Hot (Low G) 6K、リアはFat ’50sのリア用 6.3K。Lindy Fralinの方はストラトのフロント用に使っていたためリード線を継ぎ足ししている。
ブリッジとヴィブラートユニットプレートは現行のもの。サドルとテールピースはヴィンテージ品という混ざった仕様。
この後、新しくきた’77年Mustangにこのサドルを取られて現行品に。
スイッチ付きの普通のムスタングに改造
ダイナミックヴィブラートユニットのプレートも交換するので、ついでに全バラしてスイッチ付きの普通のMustangに改造してみる。
60年代後半のPAT.ナンバーのあるタイプ。バラしてテールピース、スプリングを付け替える。意外だがSquier製のプレートの方が100gとヴィンテージより8g重い。
パーツ3点(ダイナミックヴィブラートユニットプレート、コントロールプレート、テールピース)の年代がおおよそ揃ったので、サドルだけは’77年ムスタングに取られてしまったが、これで見た目の違和感が少なくなった。スプリングはたしかFender Japan製だったはず。(Fender Japan製スプリングは割と柔らかい。USA製の少し硬い物の方がチューニングは安定する)
スイッチ部をかなり大きく削らないとスイッチの取り付けができない。結果かなり大きな弁当箱ザクリになってしまった。前後ピックアップの間にピックガード固定ネジがあるのでネジ位置に木材を追加。ピックアップキャビティとコントロールキャビティの間にも木材を追加。
ピックアップはフロントにFat ’50sは合わないので、フロントにFender USAの普通のストラト用5.8K、Lindy Fralin Vintage Hot (Low G) 6Kはリアに変更。ノイズ対策は真鍮板で。真鍮板は9mmくらいの釘で固定。板の厚みの残り10mmとギリギリなので少し斜めに打ちつけている。スイッチ部とジャック辺りはギリギリ当たってしまいそうなので絶縁テープを貼り付け。ピックアップカバーはムスタング用の穴あきのないタイプに変更。
ネックはFender Japan製(JDシリアル 2012 ~2015年頃)。ネック取り付けシムがやや足りないので(サドルあまり上がらずテンション感弱し)追加の必要あり。とうとうSquierなのはボディのみ。現在の重量は2.97kg。
Lollar Mustang ピックアップの取り付け
Lollar製のムスタング用ピックアップが入手できたので交換。前後とも6.2〜6.3Kくらいの直流抵抗値。クリーム色のカバー付き。前後両方とも逆磁極。ピックアップワイヤーにはテープが巻いてあり見た目のヴィンテージ的な要素は減るが作業の安心感があってこれはこれで良い。裏面にBridge用だなんだかんだと描いてあってわかりやすい。
ストラト用のLindy Fralin Vintage Hot (Low G)とFenderピックアップはやっとお役御免。ピックアップキャビティには余裕があるのでリード線は長いまま残す。ピックアップ裏の番記によると2022年製らしい。リード線のクロスワイヤーはけっこう硬めのコシの強いタイプ。取り付け後の抵抗値は前後とも6.3Kくらい。
こちらのMustangピックアップはローラー得意のハイパワーなタイプではなく、Fender Customshop製 Custom’54のようなヴィンテージ系ベルサウンドで綺麗な音が鳴るピックアップ。ピックアップの高さはけっこう上げている。音圧も手持ちのムタングピックアップの中では一番ある。(が、Volポットの数値がやや高いせいかも)
Fender ’73 Mustang ネックとLindy Fralin ピックアップの取り付け
Lindy Fralin High Output ブラックボビンピックアップを取り付けてみる。出音は直流抵抗値(8.7Kと10.2K)からイメージするとテキサススペシャルみたいな感じだがぜんぜん違ってちゃんとしたヴィンテージ系ムスタングの音。コントロールプレートをSquier製に戻したのでポットはCTSのミリタイプに変更。Lollarもかなり良かったが音はやや細めだがLindy Fralinもかなり良い。
’73 Musutangネックを取り付け。シムは後ろ側に0.75mm(0.25+0.5)。Squier BulletMustangはボディがやや薄く、通常のネック固定ネジでは少し長くなりネックのネジ穴が深くなってしまう。そのためネックプレート・スペーサーを入れたほうがネジの固定具合がちょうど良い。
アームを、根元の角度を少しキツ目に曲げた、YJBのストラト用(インチ、約4.8mm径)に変更。ストラト用なので根本はネジが切ってあるタイプ。
[…] II型ボディなのでブリッジは以前Squier by Fender Bullet Mustangで使ったKaminariというブランドのDuo Sonic用ブリッジプレートが幸いネジ穴位置も合っていて利用可能。弦アースをどこから通すか要検討。 […]
[…] Squier by Fender Bullet Mustang に取り付けた写真 Squier by Fender Bullet Mustang に取り付けた写真 […]