Squier by Fender Starcaster Affinity Series 2021 スクワイヤー スターキャスター 廉価版 humbucker model Burstbucker Tokai ATE120S ATE130S マホガニーネック メイプルネック

Starcasterの普通のハムバッカー搭載廉価版モデル。335などと比べると5〜7mmほど厚みのある約48.5mm厚のボディを持つセミアコモデル。

すごい大きいヘッド。

ナッシュビルタイプのブリッジ。ハムの出力抵抗値はフロント12.4K、リア16.5K程度ある。

Squier by Fender Starcaster Affinity Series 2021 スクワイヤー スターキャスター 廉価版 humbucker model Burstbucker Tokai ATE120S マホガニーネック メイプルネック

重量は約3.3kg

びっくりするくらい汚いネックポケット。ボディ側のネジ穴はキツキツでネジを抜くのにもかなりトルクが必要だった。この後、取り付け面をある程度綺麗にしてネジ穴は広げた。

特徴的なヘッドなStarcasterネックを、TokaiのTeleヘッドのマホガニーネック(ローズウッド指板)に交換

Squier by Fender Starcaster Affinity Series 2021 スクワイヤー スターキャスター 廉価版 humbucker model Burstbucker Tokai ATE120S ATE130S マホガニーネック メイプルネック

Starcaster廉価版のメイプルネックはまったく響かないので早々にネックを交換する。TokaiのネックはATE120Sまたは130Sというテレキャス用のものでFenderタイプのネックでは珍しいマホガニー製(ローズウッド指板)。テレキャスヘッドのネックを付けたかったわけではなくメイプル合板ボディのセミアコにマホガニーネックを付けたくてこのネックを選択。

ペグ取り付けの穴、取り付けネジ穴は開いていた。ボディ取り付け用の穴は開いていない。指板、フレットに梱包用テープが貼ってあった跡があったので清掃。指板はエボニー色のオイルステインを薄く塗った。フレットは普通に新品。端の処理はしていないので軽く角を落とし、トップ面を少し整えた。

ペグのついた状態でStarcaster用のメイプルネックは860g、Tokai テレキャス用マホガニーネックは非常に軽量で620g。かなり軽い。Fender Customのペグを取り付け。

ネックのエンド部の幅は1mm以上広くかなり合わないのでルーターで1時間くらい地道に少しずつ削って合わせた。

ナットはまるで仕上げられてなかったがボーンだった。弦を張ったあと高さ調整を行う。

このStarcasterは元々かなりネックの仕込み角をついていたので、それに近くなるようにシムを厚めに入れてみたが足りなかったようで、ブリッジは一番下げた状態に。

ブリッジポストの取り付け位置が正確ではないためか一番下まで下げれなかった。本家Gibson製のナッシュビルTOM(Les Paul Special用)に変えたらなぜかサイズがちょうど良く一番下まで下げれる。もう少しシムを足さないと調整し難いので次回もう少し厚めのシムを入れる。

エスカッションのネジが見た目が良くないので黒の皿ネジに。

FenderらしさはほぼゼロだがGibson的な目で見ると特に違和感はない。

Squier by Fender Starcaster Affinity Series 2021 スクワイヤー スターキャスター 廉価版 humbucker model Burstbucker Tokai ATE120S ATE130S マホガニーネック メイプルネック

シムの製作とネックポケットの平面化。凹んでいるところは薄板を作って補強してから削って平面化。シムは写真の状態では厚すぎたので手前側の薄い方2cmを切って一番奥にセットして使用。0.7〜9mm程度の厚み。

Starcasterのピックアップ交換。Burstbucker type 1、type 2ピックアップを取り付け

取り外したSquierの標準パーツ

TONEはA250Kというところがちょっと変わってて面白い。テールピースからのアース線(黒)で余っているリード線を束ねていて合理的な感じになっている。ピックアップは廉価版ギターで良く見るChina製のハイパワータイプのハム。ポットはKorea Jin Sung。

Squier by Fender Starcaster Affinity Series 2021 スクワイヤー スターキャスター 廉価版 humbucker model Burstbucker Tokai ATE120S ATE130S マホガニーネック メイプルネック wiring 実体配線図
今回の取り付け手順
・ポット&スイッチはfホールから内部に入れる。
・各ポット&スイッチは固定後に必ずテスターでチェック。
・針金の先にたこ糸を付けて穴に導く。
1.ジャックの配線:ジャックにHot&Cold線を繋ぐ。ボディへ取り付け。
2.スイッチへ配線:前後ピックアップからの線を繋ぐ。ピックアップからのアース線を束ねて繋ぐ。VolポットへのHot&Cold線を繋ぐ。ボディへ取り付け。(Volへ向かう線はやや長めにセットして繋いでおく)
3.Volポットの配線:ジャックからのHot&Cold線、スイッチからのHot&Cold線を繋ぐ。
4.Toneポットの配線:コンデンサ、VolポットへHot&Cold線を繋ぐ。
5.VolとToneポットの連結:VolポットへToneからの線を繋ぐ。Vol、Toneの順にボディへ取り付け。

Burstbuckerを用意する。リアのType 2はカバーがついていなかったので取り付け。PAFシールは元からほぼ剥がれていたが今回ハンダ付け時にクランプを充てた時に完全に剥がれてしまった。

ジャックはMONOが無く余っているSwitchcraft製のステレオジャックになった。このジャックプレートはメッキの質も悪く厚みも薄い安普請なので交換したいところ。(配線は外側からハンダすると穴が小さく通らない)3ウェイスイッチは以前新品をまとめ買いした中国製のもの。コンデンサは余っていた0.022μF/400V 716P。

TokaiネックにGotoh SD91-MG ペグの取り付け

1弦が抜けやすいので交換するペグを探したが適当なものがないのでGotoh SD91-MGを購入。Fenderクルーソンデラックスのシャフトより0.5mm程度細いのでブッシュも付属のものに交換しないダメ。1〜3弦用は弦を通す穴が狭いので緑のシールがついている、親切。Gotohのブッシュはほんの少し径が広いので丸棒やすりで広げてから押し込んだ。

Starcaster ピックガードの取り付け

廉価版のStarcasterにはピックガードがつかないので、グレッチJET用の厚みのあるシルバーのピックガードを透明にし、エスカッション部分を少し削り取って取り付け。ブリッジはオクターブ調整幅がGibson製だと狭くギリギリ足りないのでSquier製に戻した。ついでにTP-6テールピースをつけてみた。ちなみにES-335用でも少しの加工で取り付けが可能。

Squier by Fender Starcaster Affinity Series 2021 スクワイヤー スターキャスター 廉価版 humbucker model Burstbucker Tokai ATE120S ATE130S マホガニーネック メイプルネック wiring 実体配線図