Gibsonレギュラーラインのスタンダード50s。2020年頃の50sとは仕様がだいぶ違う。ヴィンテージタイプのペグ、ウェイトリリーフ有り(この個体は3.9kgと軽量)、ブリッジはナッシュビル、テールピースも普通のもの。トップのメイプルはフレックも入っていて良い感じの虎杢。数カ所打痕がある程度で状態はとても良い。ケースはブラウンのものがついて来た。


1ピースのバック材。叩くとウェイトリリーフされていることがすぐわかる。けっこう丸穴が開いているっぽい

50sですよのシールが貼ったまま。しょうがないのでこのまま残しておき別のトラスロッドカバーを取り付ける。Les Paulの文字はかなり薄くなっている。この時代の50s仕様ではペグがまだヴィンテージタイプのクルーソンデラックス。ナットの無いヘッドはやはり良い。

Gプラネットの説明ではBurst Bucker 1&2だったが開けてみたらカタログ通りBurstbucker Pro。2003年頃のカタログだとBurstbucker Vという名称で発売されたことがわかる。
https://do9scrapbook.com/wp-content/uploads/2022/12/gibson_2003_lespaul.pdf

レギュラーラインのエスカッション
ヒスコレ用エスカッション



ABR-1のアダプターでナッシュビルから変更

プレートを使ったお馴染みのGibsonのショボいcapacitorと配線。真ん中のラグを設けてスイッチからの配線とジャックを接続。スイッチから来ているシールドリード線は、赤(リアピックアップHOT)、白(フロントピックアップHOT)、緑(出力HOT)、黄色のチューブがCold線のまとめ。

結構重たいプレート。外したおかげで最終的に重量が3.75kgになった


少し綺麗にしたところ。適当なアメリカンな感じに導電塗料が塗られている。

少し整えてから底面全体に同じようにアメリカンな感じで導電塗料を塗った。スイッチ〜ジャックのワイヤーのみブレイデッドワイヤーに変更した(ワイヤーが不足しているためのノーマル利用)

スイッチキャビティ内部の工作も同じで荒いここも少し整えてから導電塗料を塗った。

抜け殻に

フロントはBurstbucker type2。2013年頃のものらしい品。赤い熱収縮チューブの所でブレイデッドワイヤーを繋いでいる

リアはBurstbucker type3。年式は不明。

ボディ内のトンネルはとても広く配線がしやすい。CTS A500Kポット。コンデンサーはオレンジドロップの古いもの 0.022μF/400V。

ピックガード穴は開いていないのでピックガードは無し。ピックアップは見た目はカバー付きなんだが音的にはカバー無しが好み。ポイントワッシャーを付けた。

弦交換のタイミングでスチール製のスタッドボルト、アルミテールピースに交換。



黒いカナダ製ハードケース


Burstbucker #1(2019年製)と#3(2013年製)にGibson PRPC030 ニッケルカバーを取り付け





20年目にしてピックガードを取り付け。Histric ’59 LP用ピックガード(PRPG-050)。フロントピックアップのエスカッション上面にあたる箇所をわずかに削って少しだけ取り付け位置がブリッジ側に行くように調整。