これまでの経緯はここ…
https://do9memo.wordpress.com/2019/04/23/epiphone-sheraton/
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前回まででフロントピックアップをGibson 57 Classicに変更。フロント側のポットをCTSに変更している。
思ったほどはフロント高域が出なかったので、今回はカバーを外し、ピックアップキャビティに塗りまくってある導電塗料を落とすことに。ついでに前から試したかった、ジャック、スイッチ、各ピックアップのコントロール部を独立系統にする配線。ピックアップ交換時に、ポットをいちいち外さなくてもピックアップ交換ができるように改造を施すことに。
まずは全バラ…
これが塗りたくっている導電塗料たっぷりなピックアップキャビティ
キャビティ内の塗料をルータで落としていく。ルーターであらかた落とし後は彫刻刀で削いでいく感じで行った。相当塗りまくってあったのは、作りの荒さを誤魔化すためでもあると思う
ノイズには有効なためケーブルはブレイデッドワイヤーを使用。ジャックは手持ちのSwitchcraft製はネジ部の長さがシェラトンの板厚に合わず頭がほんの少ししか出ないのでEpiphone製をそのまま使用。トグルスイッチも特に不都合はないのでそのままEpiphone製。
まずはスイッチからポットへ行くラインを作り、先にジャックへ向かうライン、続いてスイッチも取り付けてしまう。スイッチからポットへ向かうケーブルはやや長めにセット。
ジャックの取り付けは針金で導いた。針金をJの字型にしてひっかけ穴から引っ張り上げ、ナットはめた後は強めに引けば針金なのでスルッと抜ける。最初に取り付けるので失敗しても何度でもやり直せるのでとても楽。
今回の実体配線図
コンデンサーはヴィンテージのSpragueと思われるオレンジドロップ。0.022μF/400V。実測値は0.028くらい。
VolポットとToneポットの組み上げ。今回のWiringはポット間にcapacitorが渡る配線。こちらのがコンデンサーがきっちりと2つのポットを固定してくれるので取り付けが楽かも。ヴィンテージの単線で各ポット間のGNDを取る。capacitorの文字が書いてある側を裏にしないと取り付けた時にfホールから見えないことがこの時には気づかなかった…。赤い熱収縮チューブが被っているケーブルがスイッチからきているライン。ポット3番からのケーブルをピックアップと接続する。こちらはリア用。ケーブルの頭にマスキングテープで印。
組み込みはやはりタコ糸でポットの軸に引き解け結びして穴から吊り上げる。タコ糸を穴からfホールまで導き出すのは針金で。
ポットを組み上げた後のピックアップ接続用ブレイデッドワイヤー。
ポットの組み込みが終わった状態。ピックアップ接続用ブレイデッドワイヤーが2本fホールから出ている。
ピックアップとコントロール部からの接続はfホールの上部辺りで接続。ポットやスイッチに当たりそうな所へは絶縁用に熱収縮チューブを予めワイヤーに通してある。
ピックアップはフロントにカバーを外した57 Classic、リアはDiMarzio DP151 PAF Pro。リアは結構飛び出てしまいカッコ悪い。
導電塗料落とし、カバー外しも多少の効果しかなく高域は抜けはもう少し欲しいところ。DP151と組み合わせるフロントを再度検討中…
Burstbuckerを入手。DiMarzio DP151を交換する。
直流抵抗値は8.7KΩ。Burstbucker Type3と思われる値。前後ともカバーを取り付ける。カバーは蠟を少し溶かして圧着した。
ついでにGotoh GE103ブリッジの音がどうもいまひとつ好きではないので何処製か不明のブリッジに交換。
Volポットからのブレイデッドワイヤーとピックアップから来たワイヤーをfホールから引っ張り出して接続。接続方法は、Hotは直接芯線同士を、Coldは網線同士をそれぞれ半田付け。最後に収縮チューブ被せて終わり。
弦交換時にペグ、テイルピースを銀色に交換。だったがテールピースはBigsby B50を付けてしまった。
現在の仕様: フロント Gibson 490R(7.8K)、リア Gibson 490T(8.3K) capacitor ヴィンテージオレンジドロップ 0.022μF/400V(実測値0.028)