
PRS Silver Sky JM635ピックアップの配線、内部の様子
ピックガードを開けて配線の具合をやっと確認できた。表側のスッキリさとは逆で内部配線は思った以上に複雑なパーツの配置になっていた。
各ピックアップには10MΩのRegistor(抵抗)を付けている。フロントピックアップだけには、13pFのcapacitorも追加されている。これはミドル、リア、ハーフトーンとのバランス取りのためと思われる。
10MΩのRegistor(抵抗)に関しては、各種AIに言わせるとこのかなり大きな容量の抵抗を各ピックアップの根元に付けることはシングルピックアップ特有のいくつかのノイズ対策に極めて有効な対策らしい。シングルピックアップのストラト系に出る各種ノイズにかなり有効らしい。
Volume Potentionmeterには3.3MΩの抵抗が追加されている。Volポットの300Kを275kに落としている模様。3.3MΩの数値はおそらく300kポットの実測値によて変動するはず。これはJM635というヴィンテージ仕様のこのピックアップには250kポットだと気持ち小さいけど300kはちょっと大きいから275kと言う判断か。Toneの2つは250kポットで実測240kくらいだった。
これらの数値は2023年のこのモデル用のもので、ほかのSilver Skyでは数値や配置方法が異なるらしい。
ジャックから出てきたピックアップの直流抵抗値は5.6〜5.7kほどで揃っているが、回路の(抵抗やらコンデンサーの)影響で下がっている(下げている?)模様。抵抗など回路から外して測定すると6.4〜6.5k前後ではないかとのこと。ミドルのピックアップは逆巻逆磁(Sトップ)で、赤マジックペンでポールピースに赤線が描かれてる。ミドルのみ黒がHot、赤がCold線。
これらの他はピックアップからスイッチへ入り、Toneからスイッチに戻って、Volに入るのはStratocasterと変わらないモダン配線。






この銅テープの貼り方は他のストラトでもタッチノイズ軽減に効果はあるかも。Tone用capacitorは0.1μF/250Vというヴィンテージ仕様。Registorはすべて10MΩ、下段左のフロントのみ13pFのcapacitorもついている。




Volume ポットに付いている3.3MΩの抵抗。これによって300kポットを275kにしている。細かな部品の仕様、配置とは裏腹にざっくばらんな配線仕事。



ジャック部分。

PRS Silver Sky 2023の実態配線図




ストラトとは大きく異なりザックリと大きく開いているキャビティ。あちこちに文字やシールなどが。

ともかく良い作りで改造する余地はゼロ。トレモロユニットをフローティングにするくらいしか触るところがないギター。指板はスラブ貼りローズウッド。軽量な3.2kg。ほぼシルバーと言って良いタングステンと言うカラー名。PRSでは2020年からUSA製ではトップコートがニトロセルロースラッカー塗装に変更になっている。このモデルはけっこうテカテカなクリアが吹かれているグロスのラッカー塗装。

質の良いロゴシール。
PRSトレモロユニットをフローティングに


裏のスプリングハンガーのネジを緩めてトレモロユニットをフローティングに。2mmくらい浮かせた。かなり締め込まれていた。2周半か3周くらい回してセッティング。ベタ付けがデフォルトのSilver Skyだが、ブリッジ固定のネジはネジ頭近くに切り欠きのあるタイプでその切り欠きにブリッジプレートのナイフエッジ部が噛んでいる。そのためブリッジプレートのネジの下部にはボディとブリッジプレートに少し隙間がある。厳密にはブリッジプレート後端のみベタ付けと言えるセッティング。しかしこの切り欠き付きのネジは良く考えられていて、これのせいでトレモロが劇的に狂わずセッティングも簡単になりノーベル賞ものの発想。



サドル昇降ネジ。アームの固定ネジ。ピックガード固定ネジはFenderのに比べ少し長い。ピックガードはかなり締め込んで固定されていあた。




トラスロッドは8mmくらいのレンチが付属していて、Gibsonと同じレンチが使用出来た。ロックペグの頭部分の予備が付属している。そのほかの付属品レンチ。一番小さいものでサドルの高さ調整、トレモロアームの固定ネジを調整、ともに0.05inch。ほかの二つのレンチは今のところ用途不明。ヘッド裏部分、スカーフジョイントの木の様子。
Silver SkyとStratocaterの比較

どちらも22フレットの角出しネック。Silver Skyは、1弦側が広く面取りされて開いているのが分かる。6限側も19フレットくらいまでえぐれている。ピックガードは丈が短く幅も本少し狭いのでシャープに見える。Volが少しピックアップから離れている。スイッチの角度がややきつい。ジャックの位置も少しコントロール寄り。




1弦側の角部分。ここのえぐれでハイフレットの弾きやすさとピックガード形状が大きく異なる。ピックアップカバー、Silver Skyのカバーはエッジが面取りされて見た感じの印象が丸くなっている。




ブロック部の開口が大きい。


ヴィンテージスタイルロッキングペグ。ネック裏。1弦側から6弦側にかけて複雑な形状をしている。
