ジョンレノン仕様に最初からなっているエピフォン・カジノ。比較的程度の良い状態で入手。テールピース、ロッドカバー、ブリッジが変更されている。

USA製ピックアップ、USA製のポット、スイッチ、ジャック、ブルーラベルなどが特徴の機種。製造は中国。ノーマルのCasinoより明らかに品質が良い。けど、大幅に良いわけでも無いので、ちょっと割高な感じ。Eマークが立体でなく銀色のシートになっている。塗装かと思ってたらただのシールだった。




.98kg。ロッドカバーはヴィンテージタイプになっているがこれは仕様ではなく前所有者がつけたもの。上のネジ穴を新たに開けて1箇所だけ止まっている。下には両面テープが貼ってあり固定されていてネジはダミー。ネック裏にはイラストとサイン。ペグは中国製クルーソンのよくあるタイプで猛烈に艶のある仕様。裏も塗りつぶしでなくシースルーな塗装。ネックは逆反りしていたのでロッドをけっこう緩めた。2.98kg。






Epiphone USAのP-90でEP-90。ブレイデッドワイヤーの感触はGibson製と同じっぽい。Gibsonだと裏が真鍮の板だけどこちらはシルバーの板。多少音も違う模様。ブリッジ下は魂柱などは一切ないフルアコタイプ。CTSっぽいポットが見える。ピックアップの配線材以外は普通のEpiphoneの青、赤、グレーの配線材が使われている。Tonepros製のブリッジに交換。ナイロンサドルの仕様。Epiphoneのポストはやや太めのミリ仕様かつポストの左右取り付け寸法がほんの少し広いので、ブリッジの穴を少しだけ丸やすりで削って穴を大きくして取り付け。Epiphoneのブリッジ遊びが多くてガチャガチャうるさいのでToneprosブリッジはかなり有効。MONTREUXのナイロンサドルブリッジよりこちらのもののがサドルの色がヴィンテージっぽいのも良い。


ジョンレノンのCasinoの年式の特徴らしいロングテールピース。幸いEpihoneオリジナルも付属していたので比較できた。10mm程度長くなる=取り付け位置が若干上がるのでテンション感はゆるくなっているはず。

指板のローズウッドは良い感じの材

以前あった韓国製Casinoだと弦とピックアップがかなり開いていたがこれはそうでもない。

全体の仕上げは悪くない。フレットエンドの処理なんかも丁寧に作られている感じ。しかしピックガードはフロントピックアップの切り欠きが少し小さくやや上に出っ張っていたので切り書きを少しだけ大きくして下がるように加工した。