Epiphone Limited Edition Korina Flying V 2016 2017 フライングV コリーナ Burst Bucker wiring 配線図 ピックアップ交換 ピックガード交換

廉価版1958 コリーナ フライング Vは、90年代韓国製のものが2世代あった後に、2016年から中国製に変更。2019年までこのバージョンが続き、2020年以降は中国製2世代目はEpiphone Custom Shop扱いになり、ハードケースやヘッドのレイズドロゴ、Burstbucker搭載、CTSポット採用などでよりGibson的になったが販売価格は大幅にアップ。

Epiphone Limited Edition Korina Flying V 2016 2017 フライングV コリーナ Burst Bucker wiring 配線図 ピックアップ交換 ピックガード交換

特徴的なゴムグリップ。

中古で入手したこの2017年モデルは、中国製に変わった後の1世代目モデルで、ネック、ボディ材がコリーナの集成材になっている。かなり細かく貼り合わせてあるので良く見ればわかるがパッと見は集成材とはわからないし安いからこれで良いと思える。

Epiphone 1958 Korina Flying V 2017 のピックアップを交換 Burst Bucker 1&2に

(写真2枚目)ジョイント部の右側は隙間がある。(写真3枚目)リアのピックアップエスカッション、純正品は傾斜がキツく前傾している感じが強かったので傾斜を緩くしたエスカッションに交換。(写真5枚目)Burst Bucker 1 & 2を取り付けしようとしたがGibsonの取り付けネジが長く収まらないので、ピックアップキャビティのネジが当たる箇所を2mmほど深く掘った。Burst Bucker 1 抵抗値 7.6K、Burst Bucker 2 抵抗値 7.9K。

Epiphone 1958 Korina Flying V 2017 のピックガード交換

ピックガードは3プライの白いのを使って製作して交換。(オリジナルの黒は4プライ)

(写真1枚目)オリジナルは普通のEpiphoneの安価なパーツと配線材の組み合わせ。ピックガード裏の銀色アース部分も紙ベースの薄っぺらいもの。(写真2、3枚目)電装系は全て交換した。Burst Bucker 1 &2、VolはCTS B500K、ToneはCTS A500K、オレンジドロップ 715P 0.022μF/600V。ポットからスイッチへはBelden、ジャックへはブレイデッドワイヤーを使用。ポット、スイッチ、コンデンサー、ジャックなどすべてパーツは買わずに在庫していたものでちょうど賄えた。ハットノブは何かから外したインチサイズが在庫していた。ポインテッドワッシャーを取り付け。ピックアップはゴールドにしないでも良いかもしれない。写真に撮ると光によっては褪色したゴールドに見えることもある。見た感じもクロームでも悪くはない。

Epiphone Limited Edition Korina Flying V 2016 2017 フライングV コリーナ Burst Bucker wiring 配線図 ピックアップ交換

(写真1〜3枚目)お遊びでGibsonロッドカバーに変更。ナットはプラスチック製だったので牛骨に交換。下側ネジはダミー。ロッド穴の形に削った木片を黒く塗りロッドカバー裏にネジ止め。元のEpiphoneの穴がナット側に2つ僅かに見えるがそのままにしてある。クリア塗装ははじめから割れて浮いていた。(写真4枚目)V型テールピースプレートの固定はゴールドのネジ止め。(写真5、6枚目)ジャックはSwitchcraftのゴールド。ピックガードは直線ばかりなので比較的容易だったがこのジャックプレートは円なので小さいがわりと面倒。

プラスチック製の純正ナットは1、2弦の低くなっていて弦高を下げると鳴らなくなることからナットを交換。(やや逆反りだったので追加でロッドも緩めて調整も行った)プラ製ナットを外してみると普通の高さの交換ナットでは高さが足りないことが判明。おまけに平らでは無い溝に適当に接着されていた。1mmくらいのマホガニー板を切り出して高さ調整用に接着。整えてから牛骨ナットを取り付け。

Epiphone Flying VにGibson レイズドロゴを安易な方法で装着

立体になっているフライングV用のGibsonロゴ。レイズドロゴという商品名で販売されていた。高いが良く出来ている。裏に2mmほどのピンが出っ張っているのでヘッド側に1.5mm径で2mmほどの深さの穴を開ける必要がある。Epiphoneロゴは、ブラック艶ありのカッティングシートをなんとなくEpiphoneの形に切り抜いて貼って隠した。完成後の6枚目の写真のように良く見なければほぼわからない。

入手時の写真

安定して置けるフライングV。指板はかなり平らなRでネックはけっこう太い。

(写真3枚目)Epiphone 2016のデカールはクリア塗装の内側に貼られている。ボリュート的に少し出っ張りのある部分の黒いHAND-CRAFTED IN CHINAのシール辺りに材の継ぎ目がある。(写真4枚目)Epiphone Deluxe表記の中国製クルーソンDeluxeのボタンはだいたい緑色だ。写真より実物のが緑色が濃い。Klusonのリイシューに変えたいところだが値段が高い。(写真5枚目)黒の純正ピックガードは左側がピックアップエスカッションのラインに揃っていない。右側一番上もやや高さが足りていない。3.08kg。

(写真1枚目)工場変更直後の製品のせいなのかフレットの処理が良くなかった。端の処理と擦り合わせを行う。弦は一度も交換されていなかった模様。(写真2枚目)Epiphoneではわりと多い保護シート全て貼られたままの中古。剥がすと新品同様に。しかし今考えるとすぐに交換するのだから剥がさなくても良かった。(写真3枚目)ピックガードとエスカッションのラインが揃っていない。(写真4枚目)この細いポストがインサートボルトに収まるタイプはガタガタしなくてEpiphoneとしてはなかなか良い。(写真5枚目)ピックガードのインサートボルト部の穴開けがだいぶ適当に加工されている。