Fender Mustang 1966 Daphne Blue ボディ入手時の状態
1966のボディ。かなり前にダフネブルーにリフィニッシュされ、さらにウェザーチェックが酷くなったところでオーバーラッカーされたような状態。ボディ単体で1.7kgと軽い。
ボディにある ES スタンプは “Entered Special”の略だそうで、ディーラーからオーダーされた製品… 的な意味らしい。この時代のMustangは、White、Red、Blueの3色以外はオーダーできなかったそうだ。ある意味、このESスタンプはフェンダー製ボディである証拠にもなる。
↑Fenderの公式ページからの画像。オリジナルのFender Mustangブルーは、いくつか見たことがある物はもう少し青かった気がする。陽焼けしていない部分は現代のカラーチャートで見るとDaphne Blueの水色に近い。陽焼けしたところは黄色味が強くなっている。
入手時のボディの状態。何年か前にヤフオクに出ていたものはジャズマス加工はされていなかったので日本で格好されたものと思われるルーティング。導電塗料がたっぷりと塗られているので導通しなくなるまで削ぎ落とした。真鍮板でノイズ対策をし直す。
ブッシュは緩いが、とりあえずテールピースにも弦がついたままなので弦高やナット調整もあるので緩いまままで一通り組んでみる。弦アースはヴィブラートプレートの下かブッシュから取るのでコントロールプレートから横穴を開けて結線。’71のネック、Dynamic Vibrato、ブリッジ、サドル、コントロールプレートなどは主に1966のもの。ピックアップは、Lindy Fralin Mustang High Outputといった寄せ集めの仕様。スイッチの下になる部分はピックアップに巻く黒リボンを誤作動防止で貼る。
この時点ではヴィブラートプレートは60年代後半のもの。
1971年ネックを取り付け。ローズウッドの指板はかなり凸凹がある。Mustangロゴは60年代のCondensedではなく幅広のフォントでムービングラインのあるタイプ。Contour Bodyデカールもあり。
ブリッジのブッシュは取られていたので代わりのものを入れてみると(8.5mmくらいのブッシュ)緩いので埋め木した。ついでにプレートを止める穴も埋め木して開け直した。60年代後半のタイプから1966年のヴィブラートプレートのセットに変更。こちらのスプリングはFender Japan用の日本製と思われるスプリングでヴィンテージのものより硬いタイプ。
1966年製のダイナミックヴィブラートプレート、コントロールプレートはメッキの質がとても良い。
Mustang 3.12kg、Duo-Sonicは2.96kg
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