1959年発売のシングルカット 1ピックアップ仕様のリイシューモデル。ピックアップはそのまま交換できる適当なものが見つからずDog EarのP-90に。
Gibson Melody Maker (2007) Vintage Sunburst 1959 Reissue 入手時のノーマル状態
背面に２箇所剥げたところがある程度でまだまだ新品同様。serial number 7桁の2007年製。購入時はスピードノブが付いてた。
1Vol 1Toneの電装系。実測450Kくらいのポット。ジャックもSwitchcraft製を使っているGibson USAの普通の仕様。0.022μFのcapacitor。すべてピックガードにマウントされている。ピックアップの直流抵抗値は4.6Kくらいと非力にも程があるが高さをギリギリまで上げての状態でまあまあな音質。悪くは無い。
Les Paul Jr.と同じ Wiring
手持ちはレリックのものしかなかったがトップハットノブに交換。スチール製スタッドボルト、アルミのラップアンドアラウンドブリッジに交換して2.67kg→2.45kgとさらに軽くなった。ボディ材の厚みは、34.2〜5mm程度と通常のLes Paulと比べとても薄い。
カバーが付いている方がオリジアルっぽいがコストの都合なのかピックアップは紙テープが巻かれた簡易な仕様のシングル。モントルーのコンバージョンブッシュは緩くて嵌められなかった。
ロッドレンチは標準の8mmタイプ。ロッドカバーは黒の１プライ2mm厚で面取りがしてあるタイプ。これはカッコよく無いのでただのペラっとした１プライに交換。
Gibson Melody Maker 2007 のピックアップキャビティ
当初Fender用ピックアップをどれか付けてみようかと考えていたが… ピックアップキャビティの前後長は24mm。ストラト用は入るけど少し広げないとキャビティのセンターには入らない。三角の突端部分の外側に出てるワイヤーが当たっている。上手い具合にFenderの物が使えないような絶妙な寸法になっている。
Fenderのピックアップカバーを入れてみると前後は微妙に開きが出来るがなんとか収まる。左右はかなりキツい。ピックアップ高さ調整ネジ間はGibsonのが僅かに広い。キャビティの深さは26mm。
Mustangにストラト用などを取り付ける際にカバーがポールピースに押されて盛り上がるのを防ぐ用に作ったプレートを2枚入れてSeymour Duncan SSL-6を取り付けてみた。取り付けネジがやや太いので昇降用ネジ穴だけは拡張している。見た目は良い感じになったが高さがあまり上げられず失敗。めいっぱい上げても弦まで7mmくらいありショボい音でしか鳴らない。
Fender用ピックアップカバーとはこれくらい差がある。構造的にGibson MM用は真鍮プレートギリギリくらいまで上げることが可能。相当上下の調整が可能なピックアップ構造だ。Fender用ピックアップを流用するならかなり思い切った改造が必要。
capacitorをBlack Beauty 0.033μF/400V（実測0.044μF）に交換。 Wiring、コンデンサーの配線経路をほんの少し変更。
ピックアップカバーの上面をだけを切り取って、MMピックアップに蓋として貼り付けてみた。音には影響はなかった。ピックガードのネジを黒いものに変更。
Gibson Melody Maker 2007 のピックアップ交換
ピックアップの高さはカバーをピックガード上に当ててみるとちょうど良さそうなので、ピックガード上にP90 Dog Earを取り付けることにした。P90 Dog Earの下側が収まるようにまずはピックガードを先にカット。次にその大きさに合わせてピックアップキャビティをルーティングという順番で行った。
Seymour Duncan Antiquity P-90 dogearに交換。直流抵抗値は6.8K。
