Thinlineモデルは実際には見かけほどアコースティック感は無いので、できるだけ軽量で塗装が薄いもののが良さそう、と考えてラッカー塗装、アルダー材のボディを入手。
Blondeでバタースコッチ色のTele Thinlineは、以前にSquierのFSR Classic Vibe 60sでも黒の3プライピックガードで発売されていた。
ネックポケットはFender USAネックに合わせて、合計で0.7〜8mm程度広がるように左右の壁側を削った。
アース線の仕込み。ワイヤーはベルデン8503。アッシュトレイはFender USAの純正品。ネジ穴位置、ストリングスホール位置はピタリと合っていた。
白1プライピックガードのカスタムショップものが検索すると良く出てくる。確かに1プライだと(存在しない)Vintageっぽくて良い感じなのでこの仕様に決定。しかし1プライ白ピックガードは市販品が無くクリーム色ブランクのピックガード板から製作。簡単取り付けタイプのジャックプレートでここは手抜き。ジャックはSwitchcraft製。
フロントピックアップ Seymour Duncan APTR-1 Alnico II Pro Neck(Nトップ 逆位相)7.6K、リアピックアップ: Lindy Fralin Blues Special(Sトップ 正位相)7.3K。ポットはVintageタイプのヘソのあるCTS A500K、コンデンサーはダイレクトロン0.05μF/50Vの70年代のもの。3ウェイスイッチはFender純正パッケージ品。比較的安いのにストラト用だけでなくテレキャスター用ノブも付属していているのでありがたい。
フロントピックアップの高さ調整は反発強めのスポンジとネジ下のスプリングの二本立て。しかしボディマウントは、位置合わせはかなり慎重にやらないといけないし、高さ調整もピックガードを外さないと行えないなど手間はかかる。ポット500Kだとリアピックアップが若干煩くなるがフロントを最大に上げておいて、リアの高さでバランスを取る。
Seymour Duncan APTR-1 Alnico II Pro Neckは、Nトップ 逆位相。Sトップ 正位相のLindy Fralin Blues Specialの方は、アース線を独立させているので、黒ホット、白コールドの逆位相にして接続。
ネックはAllparts製のローズ指板メイプルネック レリック仕上げを取り付け。
ボディ単体での重さが1.45kg、完成重量は2.68kg。非常に軽量。以前使ったものと思われるFender製Strings Ferrules。