トレモロ加工跡にクリア塗料を薄く塗った。
トレモロユニット(ブリッジ、ブリッジ固定ネジ、スプリングハンガー、ハンガー固定ネジ、アーム)のパーツをFender MexicoのRoad Wornパーツに交換。トレモロブロックだけはスチールのものを引き続き使用。(’70sのトレモロユニットはブリッジ、ブロックが一体化してる不人気なタイプ)トレモロスプリング、サドルは引き続きRaw Vinatageを使用。今回は4本でセッティング。
アームのキャップはエイジングしたピックガードとほとんど同じ色なのでとても良いマッチング。リアTONEのノブはおそらく非オリジナル。
そのピックガードは1弦側先端にヒビが入っていたがとうとう割れてしまった。裏面からテープを当てて割れた箇所を接着したが接着面は小さいのでまたすぐ割れると思われる。
↑左の写真。真ん中のポスト先端の形状が弦が落としやすいように丸くえぐれているのが75年前後のタイプ。一番手前のが70年代初期のタイプ。一番奥が補修用に加工した近年のFキーペグ。これだけポストが若干(0.3mm)細いのでブッシュがヴィンテージのままだと隙間ができてしまい弦を張るとポストがブリッジ側にやや傾く。
70年代のFキーペグには数種類あるのでややこしい。ギアの素材が違うような感じだが形は一緒で73年前後のタイプと75年前後のタイプではパーツは入れ替え可能だった。現行タイプのケースには70年代のパーツは入らない。Fキーの細かい仕様の違いは、こちらのページに詳細がある↓
パーツは『ケース』『ポスト+ギア』『ボタン+ギア』『受け皿』の4つ。
ヘッド側にあるbulletのロッドレンチサイズは1/8 inch。電装系は変更なし。ポット、コンデンサーはオリジナルのまま。
表はほとんど赤が褪色している。完成重量は3.4kg。
Callaham Vintage Tremolo Blockの取り付け
トレモロのカバーを付けようとするとRaw Vintageのスプリングではほんの少しボディより出っ張っているためカバーに当たる。スプリングが出っ張らなくなると言うCallahamのトレモロブロックに交換。1mmちょっと純正ブロックより高さが低く確かに当たらなくなる。ついでにスプリングを3本に変更。8gほどカラハムのが軽い。