エピフォン製のB.B.キングモデルEpiphone B.B. King Lucille。

2020年にヘッドが変わった後のLucilleは旧モデルからいくつかいい感じにアップデートされている。

新しいヘッドのモデルになってからの仕様では、エボニー指板の採用、Graph Techナット、ボディのバインディングがかなり5層から7層に、ピックガードを固定するブラケットがGibsonと同じ高級機タイプに、CTSポットも採用されている。

その他、前モデルと同じ箇所は、パーロイド・ブロック・インレイ、ヘッドのLucilleマザーオブパールインレイ、fTP-6テールピースなど。

ここまでアップデートされているならピックアップだけGibsonにするとけっこう良い音で鳴りそうな雰囲気。グローバーのキーストーンボタンのペグ。ここはGibson製に交換予定。Varitoneのワッシャー。Gibsonのと違いだいぶオレンジっぽいゴールド。

Top材はメイプル/ポプラの5層合板。センターブロックはメイプル、ブレーシングはスプルース。この辺はGibson Lucilleと同じだが、アーチトップの盛り上がり具合は相変わらず余り無く、ここは以前のエピフォンESシリーズと同じ。そのほかEpiLiteという名称の厚手で豪華なセミハードケースが付属。

メイプルのネックはラウンドCタイプという名称で、90年代Lucilleと比べるとやや太く感じたが、Graph Techナットの幅はほぼ一緒なのでフラットな形状のGibsonに対してやや丸いのだろう。

グレードアップされたエボニー指板。フレットはミディアムジャンボ。端の仕上げやフレットトップの磨き具合はあまり良くない。ヤスリがけ、磨きが必要なクォリティ。3.98kgとギリギリ4kgの大台を切る重量。

Epiphone B.B. King Lucille Ebony 2021 Wiring 配線図

見える範囲での描き取り図。WiringはGibson版と基本同じっぽい感じでピックアップからまずVaritone回路に入ってポット→スイッチ→ジャックという流れ。スイッチのセンター部を前後で1つにまとめていない 。Varitoneのチョークコイルはリアピック下辺りにある模様。

キャビティ開口部の仕上げはけっこう荒い。裏蓋にはアルミシートが貼ってある。Epiphone Alnico Proピックアップは前後とも7.45〜7.46Kの直流抵抗値。ここは57 Classicに取り替える予定。CTSポットは4個ともB500。TONEの2つを測ってみると461K、487Kとバラつきあり。出力ジャック、ボディ下側がステレオ端子を使った出力ジャックで、こちら側にMONOジャックを繋ぐとリアのみの単独出力。ステレオジャックを使うとフロント、リアを同時に出力。上側ジャックは通常のギターの出力ジャックと同様の動作。

Epiphone B.B. King Lucille Ebony 2021 Wiring 配線図

ピックガードの取り付けブラケットが高級機種用のタイプに変更された。この方式は見栄えがグッと良くなる。

ピックアップエスカッション、フロントはボディ形状にマッチしてなくて前がかなり下がってしまっている。

最初のパーツ交換。Epiphone製ABR-1はワイヤーが酷く振動して気になるので本家LucilleのナッシュビルTOMをSCUDのABR-1変換アダプターを介して取り付け。弦高を合わせるとかなり高くなってしまって横から見るとブリッジ軒下がスカスカな印象だがやむを得ない。音はクリアになりとても良くなった。

Epiphone B.B.King Lucilleのピックアップを交換

Epiphone製Alnico ProからGibson本家の57 Classicに変更。リアピックアップ下からチョークコイルが現れた。カバーやポールピースなど交換を何どもしているピックアップなのでくたびれた感じがする57クラ。マジックで書いてある数値は夏頃のもので現在は7.9Kと8.2K。

フロントのキャビティからブリッジ側に向けて大きな通路が開けられている。ワイヤーを通しやすい。

ピックアップからのラインを矢印の位置でVaritone回路から伸びてきているHot線に接続。フロントはピックアップからの網線で直接グランド、リアは網線からワイヤーを出してポットへ接続。だいぶ線が行ったり来たりしているのでゴチャゴチャしているが、次回はスイッチ、ジャックの線もすべてやり直すのですっきりするはず。

ピックガード裏にはマジックで何か文字が書かれている。交換したエスカッションはやや横幅が短くピックガードとの間に隙間ができてしまった。

フロントピックアップのヘッド側が沈んでしまっていたのでエスカッションを前後が並行なものをに交換。リアも高さが1〜1.5mmほど高いものにしたので飛び出し量が減っている。在庫していたものなのでどこのメーカーか不明(SCUD製かも)。