Gretsch DynaSonicピックアップの取り付け

Gretsch DynaSonicシングルピックアップに換装。DynaSonicは、DeArmond社の製造したmodel 2000 と言う名称のピックアップの現代Gretsch版。DeArmond 2000は、世界初のポールピースの高さ調整可能なピックアップだったらしい。ヴィンテージGretschではハムバッカーのFilter Tron開発以前は色々なモデルで普通に搭載されていたシングルピックアップ。
Filter Tronとはピックアップサイズが図のように絶妙に違う。どの程度改造するか悩ましいサイズ。GreenがDynaSonic、赤がFilter Tron。

この6122はネックが起きて来ているので背の高いDynaSonicをリアにつけようとすると高すぎる。フロント用の背の低い方はリアにちょうど良いので前後を逆に取り付け。フロントは元々FIlter Tron様に少しブレーシングを削っていたのでそこに収まる様にトップ板を天地1mmずつ左右2mm程度削ってDynaSonicを収めた。高さ調整用のシムと薄いシリコンを挟んで固定。リアにはネジ止め用に木片で補強。こちらは高さに余裕がないのでシムなどは無しでそのままネジ止め。




DynaSonicはリード線本体側にアース用のワイヤーが飛び出している。(もしくはホットボンドで固定している)元々どうケースに接触させているのかが分からないが、ケースにアースする様に取付した。


おおよそどちらも8Kの直流抵抗値。ピックアップ以外の配線はFilter Tronの時のまま。


フロントのDynasonicはボディトップより少し下になっているがパッと見ほとんどわからない。
Filter Tronは、近年のGretsch製でG6120に付いていだフロント4.1K、リア4.8Kのもの。
↓元のFilter Tronのついた6122との見た目比較。


Gretsch 6122にLucilleからのお下がりBigsby B7 Goldを取り付け

Bigsby B70 Licensedから大きな見た目の変化はない。材質がちょっとちょっと違う程度。トップのネジ穴位置は6弦側だけ少し違う。




同時にペグボタンをインペリアルからキドニータイプに変更。筒状のワッシャーが若干長いの耳が長い感じに見える。ヴィンテージ感アップのためブリッジをバータイプに変更。現在はロックして使えなくしているミュートのトップに艶消し感の強い滑り止めの黒いテープを貼る。



リアにSuper Tronを移設。ギリギリまで弦の近づけて設置。

キルスイッチは使わずに、その位置にジャックを付ける構成の実体配線図。
抜け殻 Gretsch 6122 にピックアップなどパーツを取り付け
6120の抜け殻にSwitchとリアピックアップなど幾つかパーツを供給したのでまた抜け殻になっていた6122に、再び余っているパーツを取り付け。ペグや、ピックアップ、Bigsby B70はついたまま。ブリッジ部分を少しリニューアルする。




ネック元起きのためにこの6122は、ブリッジが木台だと弦高が下げられなかったため、木台はあきらめ。ポストをボディに直に立てる方式に変更。しかしポスト立てブリッジ載せた姿は見た目的に何か足りない感がある。
そこで薄くした木台を作ってブリッジ下に敷いてみた。多少動くので両端を軽く両面テープで止めた。ブリッジはGOTOHのナッシュビルタイプに変更。見た目的には木台方式とあまり変わらない感じになり、弦高も大幅に下がった。
Gretsch 6122の配線図
Gretsch(TV Jonesなど)の配線図で普通に見かけるのはVolume Potentionmeterの2番にピックアップから入り、3番からスイッチへ向かうという配線。Gibsonだと通常はポットの3番にピックアップから入り2番からスイッチへ向かう配線にするのが一般的。Gretschの図を描くのにいつも混乱するので、今回はGibson方式で配線。
Gretsch Vintage 6120 DCの配線は、かなり違ってて面白い。

↑これはオリジナルに近い実体配線図。これを予定していたがキルスイッチは使いそうも無いので省くことに。


力木のBigsby取付ネジが内部で出っ張っていて手を入れた時に危ないのでネジの出ているところに木片を貼り付け。ミュート装置は下げた状態(内部から見ると一番引き上げた状態)で固定してあるので使用できない状態。
Gretsch 6122 Master Volume + 2 Volume + 3 Way Switch + Tone Selectorの構成に変更



以前3個セットで入手したうちのひとつ、Gretschトーンセレクター用トグルスイッチ。

3ウェイスイッチとトーンセレクターを最初に取り付け。
(マスターボリューム写真撮り忘れ。Vol.ポットがBで急激に音量下がるのでハイパス回路を付けた方が良さそう)続いてマスターボリューム CTS B500Kを取り付け。

マスターボリュームの後、ピックアップをセット。ピックアップ下にはクッション。(フロントのクッションはもう少し厚みが必要だった)このピックアップはGretsch G6120-1959LQ SPについていたもので、フロント4.1K、リア4.8K。

最後に、フロント、リアのボリューム CTS B500Kとジャックの接続。


側面右下のジャックはダミー

Gretsch 6122のネック裏は、高級家具っぽい色艶の雰囲気。ペグは比較的近年のGrover。
