AliExpressで売っていたES-335風のギター。メイプル合板のラミネイトボディにメイプルネック、ローズウッド指板とほぼEpiphoneな仕様でEpiphone DOTの約半額程度。バインディングとブロックのポジションマークは345風で少し豪華な仕様。fホールはなぜだかクリーム色でバインディング風に厚化粧されている。3プライのピックガードはエピフォンよりも薄くペナペナ。重量は3.0kgと大変軽量。到着まで3ヶ月かかっている。途中連絡が入ったショップからのメッセージでは、注文時は在庫がなく発注して製作していたそうだ。

335型にくり抜かれた発泡スチールをテープでグルグル巻きにした梱包で到着。トグルスイッチのノブは取れて無くなっていた。おまけシールド、ロッド用レンチが入っていた。

全体をチェックしてみる。ネックはやや逆反り。ロッド調整で直るレベル。フレットはキッチリと打たれていて浮きは無いが仕上げをほぼしていない。打った後に端をちょっとバリ落としした程度。何ヶ所高くて弦がビビる。指板も仕上げはしていない感じで指感触は良く無い。表裏共に杢目が入った(センターブックマッチの2ピース)メイプル合板の塗装はまあまな仕上がり。ナットは牛骨でわりと低めにセッティングされている。ジャックの位置が335と比べるとリアTONEに近い。とはいえボディ全体の作りはそこそこで、とても軽量。

各金属パーツ、電装系は非常に安いグレードのものが使われているので手持ちのパーツに交換していく。

フレットは全フレット磨き直し。11、12、14フレットは高くて弦がビビるので少し低くして整えた。ついでにネックのバインディングも角を落としほんの少しアイボリーにステインで着色。

ペグはGreco SGに付いていた90年代のもの。ネジ穴位置は同じ。ブッシュが固く埋まっていたので外す時に2箇所表面が割れてしまって補修。

ピックアップは余っているSeymour Duncan Seth Lover(SH-55)に。標準のハムバッカーは11K程度の直流抵抗値。SH-55はフロント7.5K、リア8.3K。

標準のエスカッションは写真では分からないがあまり黒く無い。グレーでは無いが真っ黒では無い。Seymour Duncan付属のエスカッションに交換。ボトムがアーチ形状のものでやや合っていない。そのうち交換する。ネジ穴位置も合わなかったので開け直し。

SCUDのABR-1アダプターを使ってブリッジをナイロンサドルのABR-1に。ブリッジ、テイルピースのアンカー部はネジ穴の精度が良く無いのかガタつきが大きい。ボルトを入れる際アルミ箔を少し巻いて少し噛みを強くしたがたいして効果は無し。テイルピースはアルミに、スタッドボルトはスチール。ここら辺はすべてEpiphoneと同じでmm規格のネジ。

5プライのピックガード作成(中国製のSGピックガードを利用)して取り付けると、クリーム色のバインディングが気になってきたので塗装を落とす。かなり厚く塗られた塗装をルーターで削ぎ落とすと3層のプライウッドの断面が見えてきた。整えた断面にはローズウッドカラーのステインを軽く塗って仕上げた。

Lucilleと同寸のメンテナンスホールを開ける。ここまで大きい穴が開くと電装系の交換は普通のギターと同様の楽さ。

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille

トグルスイッチはそのまま流用。Volポットからスイッチへ行くリード線とスイッチからジャックへ行くリード線は流用。VolはCTS B500K、Tone CTS A500K、オレンジドロップ 0.022μF/600V。

ToneからVolの2番に接続するVintage配線。ジャックはSwitchcraft製だがモノラルがなかったのでStereoジャックを使用。

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille

パーツ交換などで現在の重量は3.05kg。

ハムバッカー固定のマイナスネジとエスカッション固定の黒いネジはSeymour Duncan SH-55に同梱されていたもの。

隙間があってかなり緩い作りのブリッジスタッドを抜き、ABR-1用のポストを立てた。スタッドの穴は11.5〜7mmくらいなので12mmの丸棒を削って埋め木した。埋め木した箇所は軽くチェリーレッドのステインをぬっただけ。

元が斜めに後ろ向きに倒れていたので、新しいポストの位置(中心)は元の位置よりやや後ろになった。ボディに対する角度的も良くなり、スタッド無しになり安定度も増しABR-1のワイヤーの震えも収まった。

AliExpressで売っていたVaritone回路を取り付け

おなじくAliexpressで売っていたVaritone回路。チョークコイルとVaritone回路が合体して1つのパーツになっている。送料込みで4千円ほど。説明書の類は一切なし。このタイミングでピックアップをSH-55から57 Classicに交換。

じっくり観察して配線を確認。まずは図を描く

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille ABR-1 ブリッジ ポスト スタッド 抜く M8ボルト ナット 57 Classic Varitone Epiphone 配線図

見て描いた配線図

ボディトップに穴を開けずに出力ジャックの穴を利用してVaritoneロータリースイッチを取り付け。配線は基盤にピックアップからの配線を2箇所半田付け。57 Classicからの配線はそんままでは届かないのでベルデンで延長。テールピースからのCOLD線を背中が見えているリアVOLポットに繋げて接続は完了。

トグルスイッチEpiphone製とStereoジャックはSwitchcraft製と思われる。この2つだけはインチネジ。トグルスイッチはEpiphoneの文字が入っていて、グレッチのトーンセレクタなどに使われるタイプの珍しいトグルスイッチ。(写真撮り忘れ)こちらもおそらくSwitchcraft製と思われる。

適当な場所に2箇所ジャック用の穴を開けて取り付け。ステレオジャックは軸が短いのでボディ内側に少し加工をしないとネジの取り付けができなかった。

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille ABR-1 ブリッジ ポスト スタッド 抜く M8ボルト ナット Varitone 配線図

音出しは問題なし。Varitoneも効いているがポット、コンデンサ、配線が安いものになってしまったのでCTSなどに交換していく。

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille ABR-1 ブリッジ ポスト スタッド 抜く M8ボルト ナット Varitone 配線図

いったんバラして配線図通りにCTSとベルデンで組み直す。元の部品からの流用は、トグルスイッチ、Stereoジャック、Varitoneロータリースイッチ部の回路。

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille ABR-1 ブリッジ ポスト スタッド 抜く M8ボルト ナット Varitone 配線図

Varitoneローターリースイッチはシャフトの長さはあまり長くない。表に飛び出る量が少ないのでワッシャープレートを取り付けする余裕がない。(次回バラした時に取り付け位置の板厚を少し削った方が良い)

ゴールドパーツの取り付け

ニッケルカラーだとVaritone的な高級感が出ないのでゴールドパーツにする。ピックアップカバーは以前入手した余りがあった。ブリッジはMONTREUXのノンワイヤーのものがあった。ポールピースは1セット分新たに入手。GOLDのテールピースは在庫がないので新しく購入GOTOH GE101A Gold。

ブリッジ用にゴールドのポストを立て直す。テールピースのアンカーはGOTOH製は11mm、はじめに開いていたアンカーは12mmだったので埋めて穴を開け直した。

AliExpress ES-335 Gibson ES-355 Seth Lover Seymour Duncan SH-55 チブソン Chibson アリババ 中国製 335 Made In U.S.A. USA Lucille ABR-1 ブリッジ ポスト スタッド 抜く M8ボルト ナット 57 Classic Varitone Epiphone 配線図

Varitoneの1〜6のプレートはワッシャー入れる隙間の余裕がないのでシールにして貼った。

Jescarのフレットに交換

音的にはだいぶ良くなったので最後にJescar 57110が余っていたのでフレットの交換をして仕上げ。ナット溝が深い(通常より1mmちょっと深かった)のでエボニー板を1mm厚にしたもので嵩上げした。