ネック折れ修理済みの2004年製のSGスタンダード。かなり茶系にドロップしたヘリテージチェリーの個体。ブリッジはナッシュビルタイプ。
2003年のGibosonカタログだと普通のTOM搭載のように見える。
https://do9scrapbook.com/wp-content/uploads/2022/12/gibson_2003_lespaul.pdf
カバーが外されたGibsonピックアップが付いていた。(バラしてテスターで数値を見ると490R / 490Tらしい)
ネック折れは、かなり綺麗に補修されている。ペグはグローバーに交換されていた。(少し跡が残ってる)
手持ちのクルーソンタイプ(Gibson Deluxe)に交換
Gibson SG Standardのザクリ。ピックガードを裏返してみると、ピックアップのブレイデッドワイヤーを繋ぎ直していることが判明
前後ともこの状態。黒のHOT線だけ内部に入れて中で繋いでいた。COLDは外でブレイデッドワイヤーでアースしている乱暴な補修が施されていた。黒のHOT線は芯が剥き出しでこのままでは良く無いので配線をやり直す。
絶縁テープも取り払って新しいブレイデッドワイヤーに交換(前後とも)、テープを巻き直す。
これはリアの490Tの方
普通の状態に戻った。
フレットはかなり凹みがあり音にも影響しているので擦り合わせを行う
擦り合わせ後
入手時のコントロールキャビティ内
この後Burst Buckerに交換してみたところ他と比べて音量が明らかに低くなったので測ってみるとVolポットは300Kだった。Toneは500K。なにもこんな箇所をヴィンテージ仕様にしなくても良いと思うのだが。
はじめにToneのポットを交換。音を出してみると高域がかなり出るようになった。Gibson印のポットは良かった記憶が無い。予定通り全てのポットをCTS500Kに交換。コンデンサは現行のCDEオレンジドロップ 0.022μF/400V
TOMをナッシュビルからABR-1へコンバートするパーツ(右)。以前にヤフオクで入手。Vintagemaniacsのものと似ている製品。
このSGだとブリッジは上げ気味になるので、ボディ側のネジを深く捩じ込むとポストの長さは1mmくらい凹んだ状態に。下側を浅く捩じ込むとややサステインが弱くなった。この程度上側が足りない状態でセット。
490R / 490Tはなかなか良かったが他も試してみた。Burst Buckerのフロントはサステインも短めで合わなかったので DUNCAN SHPG-1n Pearly Gates(7.1K)に。SHPG-1n Pearly Gatesは直流抵抗値は低いのに出音はかなり大きい。サステインもかなりある。リアはBurst Bucker Type3(8.3K)だがこちらも変更予定あり。ラージピックガード仕様のSGは交換作業はABR-1も外さないといけないのでわりと面倒
だいぶ双方のパーツを入れ替えたりしたが木部のがっしり度はGibsonのがかなり上。(基本の木材が堅い?)音にもそこら辺が出てる気がする。
ジョイントの違い、またはネック仕込み角がほんの少し浅いことも関係もあるのかサステインはGrecoのが伸びる。(金属サドル同士での比較)
カスタムショップ製だと言うナイロンサドルに変更。
左がMONTREUXのナイロンサドル。右がGibsonカスタムショップ製ナイロンサドル。(後にLes Paulへ移植)
リアをBurst Buckerから57Classic Plus(8.3K。カバーを外すとスラッグ側が黒のゼブラ仕様)に変更
ピックアップを変更。フロントGibson 490R 7.7K、リアをBurstbucker #3 8.6Kに。
コンデンサーをちょっと古いタイプのオレンジドロップ 0.022μF/600Vに
Sperzelペグ(ニッケル)に